CDと音楽 - 多様な記録媒体

今では当たり前のように多くの人がＣＤを持っており、世界中で普及しているメディアとして認識されています。
もっともよく知られているのはミュージシャンやアイドルなどがリリースしている音楽ＣＤではないでしょうか。

ＣＤショップには毎日たくさんの新しいＣＤが入荷され、消費者はそれぞれ好みのＣＤを購入していきます。
また、音楽以外でもゲームや落語、演説、語りなど様々なジャンルのものがあります。

音楽の面で言えば、1980年代中ごろまではＣＤではなくレコードやカセットテープで音楽を聴くのが一般的でした。
しかし、1980年代の後半から90年代にかけてＣＤは急速に普及していき、新たなメディアに馴染んでいきます。

ＣＤの販売開始は1982年からで、それに伴ってＣＤプレーヤーも販売されましたが1台20万円近くになるものも多く、なかなか手が出るものではありませんでした。
しかし、先にも述べたように80年代後半になってくるとＣＤも普及していき、ＣＤプレーヤーも手ごろな価格で購入することができるものが市場に出回り始めます。

好きなアーティストのCDならば、何も気にせずに買うという人も多くいるかもしれません。
しかし、少し気になっていてちょっとそのアーティストの曲を聞いてみたい、という場合であれば、いきなり買うというのは、なかなか難しいものです。
実際に聞いてみたらいい曲かもしれないけれど、もしかしたら趣味に合わないのかもしれませんし、そういった判断は、どうしても聞くことなしにはできません。
そうした時に便利になってくるのが、レンタルです。
気になっているアーティストでも、実際にCDを定価で買うよりは安い値段で曲を聞けるので、自分の趣味に合うのかどうかをじっくりと検討する事ができます。
もしも、それで新たに気に入ったアーティストができたときはその人のCDを購入すればよいので、自分が今までは知らなかった音楽との出会いのきっかけにもなります。
そして、もしも自分の趣味に合わなかったとしても、あまり金銭的負担は大きくありません。
また、レンタルして返却するときは、自分の都合のいい時間に返せばよいので、忙しくても出勤前などのちょっとした時間に返却に行けばよいので、問題なく使えます。
さらに、ネットで注文して自宅に届けてもらい、返却時はポストに投函して返却するというスタイルのものもあるので、ますます幅広い使い方ができるようになってきています。
レンタルをうまく利用することで、新たな音楽の世界が広がるというところが最大のメリットであるということができます。